青をめぐるクジラ

【朗読】
いつかどこかのお話です
ロマンチストのクジラがおりました
クジラは星のかけらを探していました
それを 見つけると幸福が訪れるという星のかけらを


1.星のかけらを知っている


むかしむかしの昔の話さ
流れ星が砕けて
割れた鏡のようにね
一つは魚の目に嵌った
一つは深海魚の灯りになった
一つは人魚のペンダントになった
でも見つからない星のかけらがあるんだよ
貝殻が隠しているのか
イソギンチャクが飲み込んだのか

むかしむかしの昔の話さ
流れ星が落ちて
海に散らばったのさ
花火のようにね
一つは魚のうろこに嵌った
一つは淡い漁火になった
一つは幽霊船のランプになった
でも見つからない星のかけらがあるんだよ
さざ波の向こうに
遠鳴りの向こうに

星屑は眠る
古いメロディー歌いながら
星屑は眠る
夢の話にときめきながら

「I am looking for peaces of the star
Once upon a time, the star broke like a mirror」
   星のかけらを探しているのさ
  むかしむかしのそのまた昔
  星が砕けて飛び散ったのさ
  鏡のようにね

【朗読】
ある日クジラは少年と出会いました
少年は雨上がりの湊で鳴いていました

クジラは興味ぶかそうに近寄りました
人間を間近に見ることが初めてだったので
クジラは、少年が履いていた黄色い長靴に興味がありました
少年は顔を上げました

【クジラと少年】
女1 「君は誰?」
男1 「おいらは自由な風来坊、一人ぼっちの鯨さ
    君は変わったものを履いているね」
女2 「長靴だよ」
男2 「どうしてそんなものがいるんだい?」
女3 「雨にぬれないように」

【朗読】
人間はなんか面倒くさいことをするもんだとクジラは思いました。
でも、やっぱりその黄色い長靴に興味がありました
頭にのせるとおしゃれな帽子になるな、と考えたのでした

【クジラと少年】
女4 「ねぇ、僕をどこか連れていって」
男3 「いいよ、でもちょっと相談・・・。その長靴貸してくれないか?」
女5 「そんなものをどうするの?クジラに足はないでしょう」
男4 「いや、ちょっとしたアクセサリーになると思って、青い海と黒いおいら
    にはね」

【朗読】
少年はうなずきました
そしてクジラの背中に乗ったのです

2.いつも探している


僕らはいつも探している
輝く何かを
あの波の向こうに
今日のその先に
それが何かは分からないけれど
きっときらきら輝いている
朝の光を浴びた露のように
だから
伸ばしてみよう手を
その手は何かを掴むだろう
しぶき受けながら
確かな何かを

僕らはいつも探している
心ときめく何かを
この海原のどこかに
この時間のとこかに
それを言葉では表せないけれど
きっとわくわくするリズムを刻んでいる
誰かの奏でる音楽のように
だから
高く上げよう額を
瞳は何かを見つけるだろう
まぶしい光を浴びながら
新しい何かを
There must be many wonderful things in this sea.
Sea is very huge for us
The blue as far as the eyes can see.
この海の中にはまだまだたくさん素敵なことがあるんだろうよ
 海は僕らにとっても広すぎるのさ
 見渡す限りのブルーだぜ

【朗読】
クジラと少年は二人で旅をしました
波を越えて、嵐を越えて

【クジラと少年】
男5 「君は何を探しているんだい」
女6 「きっとどうしようもないもの」

【朗読】
少年は亡くなった父をさがしているのでした

【クジラ】
男6 「それは無理だよ
    でも仕方ないかな、おいらと一緒に、星のかけらを探そう
    何でも願いが叶うらしいよ」

【朗読】
流れ星が爆発してそのかけらが飛び散った
クジラはそんな話を聞いたことがあるのでした
星のかけらは今でも海にある・・・と
そしてそれを見つけると願いが叶うと・・・


3.海は知っている


風の便りに聴いたのさ
どこかで誰かが歌った歌を
ギター片手に歌った歌を

波が繰り返しつぶやいたのさ
誰かが捨てた恋文を
涙流して終わった恋を

ルラルールラルー
海は何でも知っている
ルラルールラルー


浜辺の貝に聞いたのさ
どこかで誰かが語った話
大ウソつきのほら話

湊のかもめに聞いたのさ
誰かが拾ったビー玉を
ターコイズブルーの星屑を

ルラルールラルー
海は何でも知っている
ルラルールラルー


【朗読】
二人は沈没船の船底に光るものを見つけました
月明かりを頼りに暗い夜の海を眺めているときらめくものが
水底に見えたのです

【クジラと少年】
男7 「昔たくさんの財宝を積んでいた海賊船が嵐の日に沈んでしまった
    んだ。 よくある話さ」
女7 「ひょっとして星のかけらを宝物にしていたかもしれない」
男8 「持っていたかもしれないね」

【朗読】
二人は海に潜って沈没船の中からきらきら光るものを引き上げました
でも、引き上げて見ると海の中でキラキラと光っているように見えたものは 急に光を失いました
星のかけらでも何でもなかったのでしょう
二人は月明かりを仰ぎ見ました

【クジラと少年】
女8 「月のほうが明るいねえ
    星はもっときらきら輝いているんだろうねえ」

【朗読】
二人は今度は北の海に行って見たいと思いました
ふと人魚のことを思いだしたからです

二人は人魚のいる北の海に向かいました
クジラなら太平洋も大西洋もひと泳ぎ
まあ、もう少しはかかりましたが

いくつかの海流を越えると徐々に海の色も変わってきました
入り組んだ海岸線のフィヨルドが見えてくると
次第に霧が立ち込め、誰も来そうにない入江から不思議な音楽が聞こえてきました
人魚は岩に腰掛けていました
そして、気配に気付くと竪琴を弾く手を止めました

【人魚】 「あら、大きな魚さん」

【クジラと少年】
女9 「魚じゃなくてクジラです」
男9 「おいらたちは探しているんです。
    星のかけらを
    海に落ちた流れ星のかけらを」

【人魚】 「私が付けているこのペンダントがそうかもしれないわね
      海の底にはたくさんあるのよ
      欲しいのならあげるけど、私の話を聞いてからね」

【人魚】
 私は幸せから遠く離れている
 でも
 私は不幸せをも愛するの
 哀しい人魚の歌を聴いておくれ


4.人魚のうた


人魚は歌う低い声で
誰もが忘れた古い歌

人魚は王子に恋をした
でもそれは千年も前のこと
もう恋なんかしたくない
悲しい夢などもう見ない

人魚は聴いた
誰もが忘れた人の声

人魚は人に憧れた
でもそれは千年も前のこと
もう言葉も忘れたの
二つの足などもう要らない

人魚は泳ぐ
海の底

人魚は歌う
海の果て

人魚は眠る
波の中

【朗読】
どれくらい時間がたったでしょうか
人魚は物語を歌い終えました

【人魚】 「久しぶりに私の話を最後まで聞いてもらえたわ、ありがとう
      これあげるわね」

【朗読】
人魚はそう言って、胸に付けていた光る星型のヒトデのペンダントをくれました
しかし、ペンダントは人魚から離れると光を失いました これも星のかけらではなかったのですね
急にまた霧が立ちこめてきて、いつしか人魚の姿は見えなくなりました
そしてその声も聞こえなくなりました

【詩】
男10   もう忘れてしまったけれど
       いつも月を見ていたね
女10   私の窓から見える空
       あなたの窓から見える空
男女10  いつも同じ月をみていたね

男11   もう忘れてしまったけれど
       いつも月を探していたね
女11   雲の切れ間から見える空
       波の合い間に見える空
男女11  いつも形の違う月を探していたね

男女10  いつも
       満月は鏡のように
       僕らの心を映すのさ
       金色の
       輪郭が夜空に滲む

男女11  いつも
       三日月の釣り針が
       僕らを釣り上げようとするのさ
       銀色の
       細い針が誘ってるんだ

四人    いつかの夢だね



 Even me,there was a time when I was a small.
 Already I forgot thought.
 I sometimes feel strange when I fall asleep.
 The crescent moon fishhook try to lift me up.

(おいらにもちっぽけな頃があったんだっけな
忘れちまったけど
ときどき眠ると不思議な気持ちになるのさ
あの三日月の釣り針がおいらを釣り上げようとする)



【朗読】
しばらく行くと浮島が見えました
しかし、それはどこか様子が違いました
クジラは思い出しました
確かこれはクロノスという千年も生きている伝説のカメなのでした
そう、この広い海のことを何でも知っている長老のような存在と言われていました

【クロノス】
 「うたたねしているうちに100年くらい過ぎたかな
 なにか用かねクジラよ、変った帽子をかぶっているなあ、
 最近の流行りかな」

【クジラと少年】
女12 「そうだよ、最新の流行さ」
男12 「おいらたち、星のかけらを探しているんだけど知らない?
     クロノスさんなら昔のことを知っているかなと思って」

【朗読】
大ガメは目を開いたり閉じたりしながらぼんやりしていました

【クロノス】
 「星のかけら?・・・ああそんな話もあったなあ・・・、」

【朗読】
クロノスは言いました
それは簡単なようで簡単でなく、難しいようで難しくなく、 叶ったようで叶うものでもなく、叶わないようで叶うものでもあり、 伝説のようで伝説でなく、幻のようで幻でもなく、そこにあるよう で手に入らず、手に入らないようでしっかり手に入るようなものだと

【クジラと少年】
女13 「難しくって何言ってるんだかわからない」
男13 「じゃあ星の話はいいや、この子が亡くなった父さんに会いたいん
     だって。何か方法あるのかなあ」

【朗読】
クロノスは言いました

【クロノス】
 「わしは、何百年も生きているが、まあこれだけは言える、みんないつか
 は死んでしまうとな。それに、我々みんな生き物は時を生きているから
 何かを失いながら生きるのだ。何かを失わなかったものをわしは見たこと
 はないぞ。何も失わないものなど居ないからなあ、悲しい気持ちにもなる
 だろう、でもゆっくり回復していくものだ」

 「とはいえ…、
 広い海にはいろんな島があるが<思い出の島>を知っているかね。
 まあまやかしではあるがねえ、そこに行ってみてはどうかね、木の実を食べ
 ると懐かしい人に会えるらしい」

【クジラと少年】
女14 「どうする?」
男14 「行ってみよう」

【朗読】
二人は大ガメの教えてくれた通りの島に行きました
今度は南の海なのでした。
海の色がセルリアンブルーに変わっていきました
島に着くと、入江の近くにはこの島を守るようにしてたくさん のイルカが行く手を阻もうとしました

【イルカとクジラ&少年】
イルカ1 「君たちはどうしてここに来たの?」
イルカ2 「ここは簡単には見つからない島だよ」
男15  「大ガメのクロノスに教えてもらったのさ」
イルカ3 「ならば仕方ない」

【朗読】
イルカは通してくれました


【朗読】
少年が島に降り立つと今度はしっぽの長いサルが言いました

【サル】
サル複数 「君らが、クロノスに教えてもらってきたのなら仕方ない、しかし
       木の実は二つまで。
       そんでもって効き目も長くないよ
       たくさん食べないようにね。中毒になるものが多かったのでね」

【朗読】
まるでどこかの観光地の案内人のような言い方でした
少年はそれには答えず、背の低い木の枇杷の実くらいの実を二つ手に取りました。
食べてみると少しだけ甘くて良い香りが口一杯に広がりました
懐かしい気持ちが沸き起こってきました
何だか遠くから自分を呼ぶ声が聞こえてきました
少年はもっと幼かった頃、遊び疲れた自分が近所の角を曲がってようやく家の灯りを 見つけたときのような、何とも言えない安堵の気持ちを感じたのでした

【朗読】
そして気が付くと少年の父親が立っていました

【少年と父】
                                     「久しぶりだね」
女15 「父さんだね」
                                       「元気かな」
女16 「会いに来たよ、クジラの背中に乗って冒険しながら」

【朗読】
少年は少しだけ照れくさいような気恥しいような思いで言いました

【少年と父】
                               「野球は頑張っているかい
                                      勉強はどうだい
                                     友達出来たかい
女17 「うん、まぁまぁ」

【朗読】
クジラからは見えない幻でしたが、クジラは少年のほほが果実のように輝いているのを見ていました。

【少年と父】
女18 「父さんはこの島にいるの?」
              「いやいや、そうじゃない。私はここにはいないんだよ」
女19 「どこにいるの?」
                   「本当はね、私はお前の胸の中にいるんだよ
              人はね、死んだ後も誰かの胸の中で生き続けるんだ
                       だから、わざわざ来なくてもいいんだよ
                         思い出してくれるだけで良いんだよ
   思い出してくれるだけで、お前はいつでも私と会うことが出来るんだよ」

【朗読】
少年は大きくうなずきました
波の音が穏やかに反復しています
日差しが木陰を作り、風が葉を揺らしているのが見えました

6.思い出はいつも


「そうさ思い出は
ストロベリーアイスクリームソーダのようなものさ
イチゴつぶしたような夕焼け見ると
ときどき飲みたくなる
カウンターに向かって、いつもの二つって、言ってみたくなるのさ」

「波の音を聞いていると
母の唄を思い出す
ベランダで洗濯干していた母の髪が風に靡くのを
じっと見ていたことを」

「そんなことってあったのかな
思い出は夢や願いと混ざり合う」

「そんなことってあったよね
思い出は胸をあたためる」

ねえ、歌おう
思い出の歌を
あの人思って

ねえ、歌おう
懐かしい歌を
あの人が歌っていた歌を

人は思い出の中で生きていて
思い出は人の中で生きている

今日はきれいな星空見えるから
今日はきれいな星空見えるから

My mother was singing by the way.
That song is like a strawberry cream soda,
because I sometimes want to drink it when I remember.
In the same way, I sometimes want to listen that song when I remember.

(そういやあ母さんも歌ってたっけ
その歌声はストロベリーアイスクリームソーダのようなものさ
ときどき思い出すと飲みたくなるのと同じで
ときどき思い出すと聞きたくなるもんさ)

【少年と父】
女20 「父さん、一つ聞きたいことがあったんだ」
                                          「何だい」
女21 「人生は楽しかった?」
                                       「そうだねぇ」

【朗読】
父親は少し笑い、少し考えながら、諭すように言いました。

【父】
「苦しいことも、悲しいことも、寂しいことも、うれしいことも、 悔しいこともあったよ。
いろんな感情と出会えたねえ。
野球と一緒かな、勝ったり負けたり、失敗したり上手くいったりする けど、全体としてお前が野球を楽しいと思っているように、人生は きっと楽しいよ」

【朗読】
少年は嬉しくなりました。
父親の幻は徐々に薄れていきましたが、少年はもう木の実を食べよう とは思いませんでした。そう、思い出しさえすれば心の中に父親がい るということを信じられたからです。
波の音が胸にこだましていました
父親の声を反芻するようにして
いつまでも


6.星が砕けて


星が砕けて海に落ちた
でも
それは遠い遠い昔の話
きっと
誰かの夢の中

そうさ
夢があるのは良いことさ
でも夢から覚めることを恐れてはならない
冒険はそこから始まるのだから

痛みを感じ
息を切らし
歯を食いしばり
涙を枯らし
やっと出会えるものがあるはずだから

大声で叫び
足をくじき
悩み苦しみ
倒れ伏して
やっと見つけられるものがあるはずだから

そう
恐れてはならない
人生を
君の前には大きな海が広がっている
帆を張ろう
風を受けるために
歌を歌おう
仲間を見つけるために

君の瞳は輝いている
あの空の星のように


【クジラ】
男16 「これからどこへ行こう。星のかけらを探す?

【朗読】
クジラは聞きました

【少年】
女22 「もういいよ、特に願いはなくなった。そろそろ帰ろう

【朗読】
少年は言いました


夕日が水平線に沈もうとしています
いつも見えているのにそこに行こうとすると水平線は遠ざかるのです

二人はふと思いました
それは
明日という日のようでした
明日になったらまた明日が出来ている
そうやって世界は終わらないような仕組みになっているんだ

きらきらとした光がまぶしく輝いていました
希望のようでも
未来のようでもありました


7.これから始まる物語


気が付くと僕は浜辺で眠っていた
蹲っているうちに
いつの間にか僕は世界を旅していた
世界は広く
必ず手を取る仲間がいるものだ

気が付くともう雨は上がっていた
目を閉じているうちに
いつの間にか僕は物語を生きていた
心の中は果てしなく
たくさんの思い出が詰まっているものだ

何かが終わったとき
それは新しい何かが始まるとき
物語の終わりはまた別の物語の始まり
一日の終わりがまた別の一日の始まりのように

見つめよう水平線を
伸ばそう手を
これから始まる物語を生きるため

目指そう水平線を
歩き出そう前へ
夢の終わりは夜明けの始まり

星屑は眠る
夢の話にときめきながら
どれだけ近づいても手に入らないと思うことはないだろうか
でも
それは永遠に明日があることの証

水平線は僕らの憧れ
水平線は僕らの未来

幸せはそこに
そして
人生はそれを探す物語に違いない

【朗読】
やがて枇杷の実のような半月が海を照らしました
波の音が懐かしいメロディーを奏でながら繰り返されています

鯨は歌っていました

【クジラの歌】
I remember peaces of the star.
It was sparkle and was over the horizon.
When I was a child.

(星のかけらを思い出す
そいつはきらきらしてて
水平線の向こうに見えたもんさ
幼い頃ね)

【朗読】
二人は長い旅を終えました
それがどれくらいの時間なのか本当はわかりませんでしたが
最初に出会った海に帰ってきました
湊で二人は分かれました

【クジラと少年】
女23 「さようなら海よ、クジラよ、ときどき湊に立ち寄って」
男17 「さようなら人間よ、陸よ、ときどき水平線を見ろよ」
女24 「あの長靴、君にあげるよ、気に入ってるでしょう?」
男18 「ありがとう、おかげでおいらは流行の最先端」

【朗読】
少年は手を振りました
クジラはざぶんと海に潜り込み、また浮き上がって勢いよく潮を吹きました
そして沖に向かって遠ざかっていきました

少年はクジラの背中が見えなくなるまで手を振りました

【朗読】
海の物語はおしまいです
いやいや海の物語の一つがおしまいです
波の音は様々な物語を編んでくれますからね

それからどうなったかって?
少年は立派な青年になりました
少年は大人になってからクジラに再会しました
ちょっと辛くなったある日
海を見に行ったときに
大人だって辛いときありますもんね

【クジラと少年】
女25 「久しぶり」
男19 「元気?」
女26 「忘れてない?」
男20 「君は胸の中にいるよ」
女27 「思い出は胸を温めるものだから」
男21 「ときどき海を見ろよ」
女28 「元気でね」

【朗読】
そんな会話をしたのです
星のかけらはね今でも海で煌いています
夜明けの海の水平線あたりですかね
それは、決して手には入らないものですが、その煌きに明日を信じる気持ちになりませんか

きっとそれが星のかけらなのですよ



アンコール : 流れ星みつけた


夕暮れの浜辺で
光る貝殻見つけたよ
それは涙の流れ星

波の音が聞こえるよ
懐かしい歌が聞こえるよ
誰かが誰かに呼びかけて
幸せを願っている

だから今夜は
私はあなたのことを思おう
あなたの幸せを願って

夜明けの水平線に
跳ねる魚を見つけたよ
それは遥かな物語

朝の光に映えてるよ
希望の音楽始まるよ
誰かが誰かの手をとって
未来へと導いている

だから私は
前を向いて歩こう
必ずあなたと出会うため

ラララー
ラララー



作曲:山下祐佳   2017

Copyright©Minazuki.Minori All rights reserved