人間　２

人は理由を知ろうとする
人は原因を求めようとする
人は結果を残そうとする

人は何かを成すために
ありとあらゆることを試し
探り
努力をしようとする
より良く生きるために

（しかしそれは達成感と無念さとを背反させる営為の反復と言えるのかもしれない）
（進歩という幻想に向かう社会や人間が陥りやすい傲慢さなのかもしれない）

神ならば言うだろうか

謙虚であれ
柔軟であれ
にこやかであれ
やさしくあれと

（奢ることでも諦めでもなく受け入れることの覚悟と言うのか）
（ともに生きることの価値と試練と言うのか）

人は例えばそのように生きねばならない