私たちは同じ空の下で暮らしています。
空には境界線はありません。
私たちは同じ海を共有し、同じ大地を共有し、同じ空気を
共有しています。
夕焼けは誰のものでしょうか?
雪景色は誰のものでしょうか?
水平線は誰のものでしょうか?
私たちが便利な社会のために利用している鉱物資源のよう
なものは、誰のものなのでしょうか?
私たちのものだと誰が言ったのでしょうか?
地球にはもともと国境線もありませんよね。海で隔てられて
いるように見える大陸どうしだって本当は繋がっていますよ
ね。言葉や文化や習慣が違うだけで、威張ったり、張り合っ
たり、奪い合ったりするのではなく、同じ地球の中に暮らし
ている者同士として、様々な自然の恵みや地球の歴史に感謝
し、謙虚に仲良くしていきたいものですね。
地球は人類の歴史よりもはるかにながく、私たちはその地球
に生かしてもらっているのですから。
明日を担う皆さん方が大人になる頃には、地球は本当に一つ
になっていますように。雲に乗るように皆さんが自由な心で
行き来し合ってる地球になっていますように。世界中で夢を
語り合い、それに向けて気持ちを合わせられるような地球に
なっていますように。