尊敬する松下耕先生には昨年「ユウキノウタ」という素敵な曲を
作ってもらいましたが、今年も新しい曲を作ってもらうことが出
来ました。言葉は曲になることを待ち、曲は歌われることを待って
います。ということは、曲に本当の命を与えてくれるのは歌い手
になる皆さんたちですね。皆さんの演奏を楽しみにしています。
さて、私たちが一人で生きてはいけないのと同様、私たちの人生
が誰かのために存在しているのと同様、私たちの歌は誰かのため
にあるように思います。そういう意味では歌は人と人をつなぐ見
えないかけ橋のようなものなのですね。
合唱は、お互いの声を支え合い、一人ではなかなか上手に歌えな
い人たちであってもお互いの声を頼りに、補強し合い、組み合わ
さり、一つの表現を作っていくものですね。歌声が束ねられるこ
との強さ、気持ちを合わせることの強さ、人を信じ歌を信じるこ
との強さを感じながらぜひ誰かのために歌を歌ってくださいね。
あなたの歌声で幸せになれる人、勇気づけられる人、喜んでくれ
る人、は驚くほど多いものです。
歌の持つ力を皆さんの力で証明してください。