私は空に手を触れる
愛の小舟に
月夜に二人
グレープフルーツの小船にのって
波間に漂う
崩れそうな砂糖で出来た島の上で
ギタアのアルペジオ
溶けて混ざりそうな距離で
二人頬寄せ合う
風に吹かれてどこまでいくのか
いつまでもここで夢を見るのか
瞳を閉じれば
果実の甘い匂いのみ
目眩のような
幻覚を隠しつつ
月夜に二人
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