心の窓辺で

心の窓辺で
古い日の手紙を読む
風が言葉を紡いで
胸に運んでくる
私は歌ってる　夜明に
遠い空の雲
眺めながら

星空の下で
古いアルバムを捲る
風が想い出で探して
頬を掠めていく
私は歌ってる　夜更けに
遠い時のかけら
拾いながら

いつまでたっても
私の頬は乾かない
いつまでたっても
胸の痛みはなくなりはしない

でも
私は歌っている
いつまでも
歌が私を温めてくれる
歌が私を抱きしめてくれるから

心の窓辺で
懐かしい微笑みを見る
風が花びら揺らして
夢に流れ込む
私は歌ってる　いつでも
遠い空の果て
想いながら