歌え、地球の子供たち

歌え歌え
僕ら地球の子供たち
僕らが歌うと風が吹く
僕らが歌うと雲が湧く
僕らが歌うと緑が戻る
この大地に
この空に
この地球に

でも
僕らには分からないことがあるんだ
人はどうして大地を傷つけてしまうのか
どうして空を曇らせ、海に境界線を作るのか

僕らは疑問だらけなんだ
人はどうしてこの地球のものを奪い合うのか
僕らを生み育てた大地の上で
語り合えず、手を取り合えないことがあるのか

地球が僕らに呼びかけているよ
僕らにしか分からない
地球の声が聞こえるよ

歌え歌え
僕ら地球の子供たち
夢を追い、未来に生きる子供たち
僕らが足踏みすると地球の裏側まで響く
僕らが手を叩くと遠い空までこだまする
僕らが歌うと星がきらめき太陽が昇るんだ

届けアフリカのサバンナに
届け太平洋の南の島に、
届け北の大地に、果てしない草原に

世界中の子供たちが歌うと
風がおこり
雲が流れ
野には緑が芽吹くんだ

地雷の大地を花咲く野原に
濁った空には夢の風船を

僕らは大地に支えられ空に守られ生きている
手を取り合って語り合い
僕らの歌を歌うんだ
大地とともに
空に向かって
この地球に暮らす仲間とともに
世界を歌声で溢れさせるんだ

歌え歌え
僕ら地球の子供たち