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 「うたつば」も大健闘!

10−07 2010.4.21

JCDA関西支部主催の「学生指導者合宿」のことは紹介させてもらったと おりですが(→ 「くれゆく2009年」)、 実はその参加者を中心に大学生を再編し、その場で初演した信長貴富先生の 「歌の翼に/翼ある歌」を再演してもらいました。曲名にちなんで「うたつ ば」と名づけられた大学生合唱団ですが、初めての参加者も含めて何と16 0人ものメンバーが集まってくれ「コーラスめっせ」の第5部「咲くやこの 花コンサート」のオープニングを飾ってくれたのでした。
数回の練習は学生中心に進め、本番は先に私が姉妹編である「ブラームスの 子守唄/樫の木のように」を指揮し、あとを近畿大学グリークラブの坂井君 に委ねました。緊張した様子のメンバーでしたが、立派に演奏してくれまし たし、たくさんの大人の観客の前で多くの拍手をもらうという経験はとても 大切なことだと感じました。この時期、一年生の勧誘でなかなか大学生の都 合がつかない時期なのですが、客席には数十名の「新入部員(勧誘中)」の 人たちもおり、むしろこのようなイベントに巻き込むことで、「四年間がん ばって合唱やってみよう!」と思ってもらうことが出来ればと考えました。 小さな合唱団にとってはこのようなインターカレッジでの集まりは友人の出 来るチャンスでもあろうかと思いますし、このようなユース合唱団にこそ合 唱の未来の可能性が存在すると思っているのです。
以下は当日学生たちに伝えた(私としての構想メモ)でもありますが、ぜひ 実現に向かって舵取り、働きかけをしていきたいと思っています。関西支部 主催の上記の「学生指導者合宿」や「コーラスマスターコース」への呼びか けとも連動していますので、興味のある方はぜひ。


 【JCDAユース今後の取組(予告!)】

【2010】
8月未定 夏期特別レッスン!(+世界的名曲「原爆小景」のプレ練習予定)各団定期演奏会に向けての技術系指導者レッスン(相談含)世界的名曲である「原爆小景〜ミズヲクダサイ」(林光)プレ練習
12月29・30日 第3回大学生合唱指導者合宿(大阪府立青少年海洋センター)
ゲスト:岩田達宗(現在大人気、行列の出来るオペラ演出家!です)
講 師:(予定)清水敬一、上西一郎、沼丸晴彦、伊東恵司ほか多数
(前日からプレ講習、モデル合唱練習をする可能性があります)

内容:(あくまでも予定です)
A)ユース共通のレパートリーを作ろう(学生指揮+講師陣)
(例「樫の木のように」「夢見たものは」「鴎」「ここからはじまる」等) B)「原爆小景」を題材にしてシアターピース(岩田先生)に取り組んでみよう。 C)より充実した活動を実現するために指導力をアップさせよう!(講師陣)

【2011】(あくまで構想ですが)
4月16・17日 コーラスめっせ2011(いずみホール)にて何らかの発表!
8月未定 広島にて「原爆小景」全曲演奏を含め、世界に向けた合宿型のユースコンサートを行なう

その他ユース合唱団の活動可能性(下記構想参照)

=ネットワーク型のユース合唱団の特徴=

■(社会人に比べて)比較的平日(夏休み、春休み含む)が動きやすい大 学生が緩やかに連携し、年末合宿 等や小さな発表の場を通じ共通のレパー トリーを持つことで、平日の昼間に多い下記のような行事に人数調整して メンバーを派遣する(演奏する)ことが可能になります。(個別団体では なかなか人数が揃わなくても、例えば300人の母数から都合のつく人30人 くらいのメンバーを集めることは可能かもしれないので…)合唱の裾野を 広げるという最も大切な活動に大学生たちが大きな役割を果たすことが出 来ます。

■幅広い大学生が共存することでスキルアップや交流にも繋がります。ま た、大学生だけで完結せず社会人の先輩や適切な大人のコーチングが存在 することによって合唱界という小さな小部屋に留まらず、世間からも注目 され、社会との接点を持つような活動(合唱に何が出来るか?ということ を考えながらの活動)に取り組むことが出来ます。(就職活動等にも生か せますよ)
→例)学校の音楽の授業、課外活動等での合唱発表(子供たちへの指導を含む)
→例)病院や老人ホーム、福祉施設への慰問コンサート
→例)広島でのコンサートのように、世界に向けて社会的なテーマを持ったコンサートの企画

 

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