軽井沢合唱フェスティバル２０１１

１１−１６　2011.9.6

初めて「軽井沢合唱フェスティバル」に参加させていただいて 以来８年が経とうとしているようです。いつもこの地の風と光 に包まれると、まるでヨーロッパの音楽祭に来たような特別な 気持ちにさせられました。今年は２回目となる「なにわコラリ アーズ」で参加させていただきました。震災の影響で「北京大 学合唱団」が来れなかったことが残念でしたが、前の回でも一 緒になった北海道の「ウィスティリアアンサンブル」とまたご 一緒することが出来、高知から参加の「高知ファミリーコーラス」 、大分から参加の「アンジェルス児童合唱団」、とともに楽し い時間を過ごさせてもらいました。私は昨年に引き続いて講師 を引き受けさせてもらい、講習曲目として、昨年コールシェリ ーで初演させてもらった「なみだのあとに（→ なみだのあとに〜軽井沢合唱フェスティバル）」の混声版を 演奏させてもらいました。
作曲の松波先生からも応援メッセージをもらい、気合を入れて 臨みましたが、講習を受けて演奏してくれたのが（耕友会を含 めた）素晴らしいメンバーだったこともあって、大賀ホールに とてもシンフォニックに音が響き、感動的でした。
（「なにわコラリアーズ」は、いつもの世界のレパートリーに 加え、「手紙」を熱唱しました。）

それにしても、今回の特別ゲスト、オランダの五人組の女声アン サンブル「Wishful Singing」は本当に素晴らしい団体でした。 上手なだけでなく、楽しく、品好く、心のある大変素晴らしい 団体でした。

松下先生が震災直後に書かれた「Lux Aeterna」（これも凄い作品！） を熱演されたあとに、メンバーの一人が涙をこらえ切れず、胸が詰 まって歌えなくなった「さくら」を途中から会場が歌ったシーンは 感動的なものでした。音楽の力は凄いものです。人の心をぐっと掴 み人生を変えていくようなエネルギーを持っているものです。
他にも素晴らしい演奏とパフォーマンスの数々。
この団体を聞くだけでも軽井沢に来る価値があるような演奏でした。