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 少し生まれ変わったアルティ声楽アンサンブルフェスティバル

15−7 2015.8.24

世界合唱シンポジウムが京都で開催された前年から、新しい合唱文化を 京都から発信しようということで創設したアルティ声楽アンサンブルフ ェスティバルですが、おかげさまで10年を越え、本年から、若干スタ イルを変えての開催となりました。懸念された台風も去り、駆けずり回 って私自身手売りした結果、二日間とも満員で、多くの人々に喜んでも らうことが出来たように思います。
私に縁があり、ぜひともお呼びしたかったゲストのソレイユ(佐賀)さ んは、バリエーション豊かな選曲で、さすがの実力を発揮してください ました。講師の橋本静一先生は、関西でお呼びしてきた経験が少なく、 多くの人々の心を掴まれ大人気でした。松下耕先生には2日間に亘って 時間を割いてくださり、耕友会の中核「ブリリアントハーモニー」は新 曲を含めて演奏してくださいました。中でも「牛丼屋夜間アルバイト」 は凄かったですね。この演奏会の二日間を見なかった方は、本当に合唱 の重要なシーンのいくつかを見逃したと思いますよ(笑)。

この2年間、私が業務の加減で当日準備の一部欠けざるを得なかったと ころが、両日とも全力投球できたところも今年は大きかったと思います。
また、主催からの新しい試みとしては、集客のことを意識し過ぎて、公 募の枠を広げることなく逆に狭めて主催者枠を2つ作ったところでもあ ります。一つは、男声のプロフェッショナルなデュオでの演奏。もう一 つは、京都の若手作曲家に京都にまつわる曲を書いてもらい、それを演 奏することで主催からの提案をしてみました。今回は増田真結さんに、 「平安末期の古楽譜解釈による合唱組曲集」として、三曲の古い楽譜を もとに琴と声楽アンサンブルの曲を作曲(構成:アレンジ)していただ き、私自身がメンバーを集め練習+指揮をしたのですが、筝の中川佳代 子さんとは久しぶりの再会でもあり、増田さんとも練習時からいろいろ なお話をすることが出来ました。貴重な経験であったとともに、随分有 意義な時間が過ごせました。これらのことによってやや例年よりも奥行 きのある中身が作れたかなあとは思っています。

さて、来年は7月16&17日の開催
アルティとしての初めてのことですが、祇園祭の宵山〜山鉾巡行との同 時開催となります。もちろん遠方から来られる方に配慮もして、メイン の時間は祇園祭と外そうと思っていますので、今から宿泊の準備をして ください。ぜひぜひ、来年のこの時期は京都に足をお運びください。

P.s
アルティ声楽アンサンブルフェスティバルに関する新しいホームページです。

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