夜明けの夢に
手を伸ばした

僕は君の頬に触れた
その薄い涙のあとを指で辿った

確かに
それは深い海溝のようであったが

確かに
それは温かい葉脈のようであったが

僕は君とともにいた
夜明けの夢の中で