さかなあぶく
詩人みなづきみのり
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無花果
無花果
無花果の実が
なっていた
葉に隠れるようにして
目立たず
しかし
確かな時の実りとして
何気ない夕暮れの穏やかさの中に収まっていた
私はふと
母親を思い出した
膝を折り縁側に佇む母親の姿を
2011.5.16