さかなあぶく
詩人みなづきみのり
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紅しょうが
紅しょうが
少女は
甘酸っぱい
生姜を齧る
抑圧された何かに抗うかのようなしぐさで
表情も変えずに
燃え上がる官能の情念を封じ込めるように
何も起こらない昼下がり
唇が紅を差したように染まる