柔らかい春の日差しの中で
タンポポの綿毛が飛んでいくよ
あたりがいっせいに真っ白だ
びっくりしたな
心の風船が膨らんでいくよ
このまま飛んで行きたいな
タンポポのように旅に出たいな
風に乗りながら
日差しに口笛吹きながら
雨上がりの朝の光の中で
蛹が蝶に変わったよ
きれいな翅を広げたんだ
はじめてみたよ
心の風船が膨らんでいくよ
このまま飛んでいきたいな
蝶の行方を追っていきたいな
木の葉めぐりながら
花の匂いをかぎながら
電車で席を譲ったら
ありがとうって言われたよ
明るい笑顔のおばあさん
嬉しいけど照れくさい
心の風船が膨らんでいくよ
このまま飛んでいきたいな
恥ずかしいからちょっとひと休みして
街を眺めたいな
電車の音を聞いていたいな
みんなで歌を歌ったよ
気持ちをこめて歌ったよ
運動会で走ったよ
力の限り走ったよ
その度に
僕の風船は膨らんでいく
何だかとてもいい予感
心開いて周りを見ると
素直になって歩いてみると
気持ちが膨らみ
わくわく、どきどきするんだよ
さあ、
深呼吸して
心の風船膨らまそう
風に乗って旅に出よう
心の風船膨らませ
新しい明日を見つけにいこう
2015.4
作曲:吉田峰明 あしたの扉 2015