若き芸術家とのダイアローグ

6 (運命の神:全体合唱)


不遜なるものは盲目なるもの
天に近づき過ぎしはその眩さにわが身を見失う
己を過信したる者は失墜の途を辿る

進歩などあろうか
人の営みなど
大海の渋きに過ぎぬ
大空の塵に過ぎぬ