こより

戯れに
紙縒りを
指に結んでる
陽だまりの失せた夕暮れの怠惰な時間
何度も何度もほどいては結んでる
あなたの胸に凭れて
あなたの息を聞きながら

私のひとさし指
から
あなたの小指に