天に手を伸ばす木空に触れる木風の音に頷く木土を抱きしめる木肩に鳥を止まらせる木傘になって地表を守る木枝が揺れる葉がそよぐ木は雨の日にも歌いながら懸命に世界を結び付けているそれが木に与えられた役割なのだから