言葉のメモワール


この腕で抱かれたのだった

父の骨はどこも太くて固かった
なかなか砕けず
壷にも入らなかった

あれだけ強く前を向いたのだから
あれだけ深く悲しみを堪えたのだから
生き様が滲んだのだ
骨にまで








2010.12.1

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