えちごコラリアーズ


2012年3月~えちごコラリアーズ演奏会へのメッセージ~
頑張れ!新潟の星、えちごコラリアーズ

客演をした「信州大学混声合唱団」でお世話になった藤田君から「男声合唱団を立ち上げました、 来てください!」と連絡を受けたのは1年と少し前のことだったでしょうか?学生時代から大き な夢と志を持って一生懸命マネジメントをしていることを知っていましたので、「ひとまず応援 に行かないと」と思い、雪の新潟に出向いたものでした。それから何度か練習(というより応援 か)に足を運ばせてもらいましたが、さまざまな困難な状況の中、一番運営が難しい男声合唱に こだわって頑張ってくれている姿に胸を打たれました。(決して、藤田君の御実家のジェラート アイスの美味しさに惹かれて行くわけではなく(笑))私が関わりを持った学生が合唱をやめず に地元に帰って合唱団を作って頑張ってくれていることだけでも、何にも変えがたく嬉しいこと でもありますが、練習を見て、メンバーの真摯さ、そのポテンシャルにも感動しました。合唱団 の維持発展には我慢が大事。スタートラインに立ったところですから、ぜひ10年20年頑張って欲 しいと思っています。
「音楽」とは、生命を与えられていることのありがたみを実感させられる力、喜び、励まし、 ・・・「仲間」とは、かけがえのない宝、生きている目的を支えるもの、伝えたいという意志を生 み出す力、・・・私たちの「未熟さ、稚拙さ、無謀さ」は、いつかはこうなりたい、という夢を育 む力、想像力を支える気持ち・・・。
泥臭くとも、一生懸命頑張れ!えちごコラリアーズ!そして「男声合唱」は、きっと「人の人生」 や「この世の中を変える力」を持っていると信じ、人生をぶつけて歌を歌おう!


2019年3月~えちごコラリアーズ ホワイトデーコンサート
熱くあれ!底抜けであれ!~「えちごコラリアーズ」

時折、「男声合唱」というものが「音楽」や「合唱」と関連しながらも、やや独立した別のジャンルであるかのような錯覚を覚えることがあります。「白熱して過剰に交わされるこだわりや薀蓄」「それを凌駕して爆発するエネルギー」「やがて迎える穏やかな笑顔と抱擁」…これらが順番に訪れるピュアな営みで、味わったことの無い人には決して説明しきれないので、「どうして男声合唱の人はあんなに熱くて、あんなに必死で、あんなに無邪気なのだろう」と思われることでしょう。
私が、新しくて自由な活動を求め大阪で「なにわコラリアーズ」という合唱団を立ち上げたのはもう25年前になりますが、「やっぱり男声合唱じゃないと」と思うメンバーが集まり、各地で高らかに歌ってくれているのは嬉しい限りです。「えちごコラリーズ」は、愛する代表(藤田君)と指揮者(木越君)が全身全霊で情熱を傾けてくれており、その下にいつも気持の良いメンバーが熱く歌ってくれています。今日は私も一緒になって男声合唱の熱さ、楽しさをお届け出来たらと思います。


強くあれ、美しくあれ!~「こしひめ」

では、女声合唱の美しさはとはなんでしょうか?私は、やや無邪気なところが可愛い男声合唱に対して、女声合唱の美しさとは個々の芯の強さが支えるものだと感じます。声について、言葉について、舞台表現について、常に個々が持つ逞しい意志や覚悟のようなものがその立ち姿を凜と映えさせるのだと思っています。
本日は「えちごコラリアーズ」の賛助である「こしひめ」ですが、「えちごコラリアーズ」と凌ぎを削るライバルとなって、美しく輝いてくれますように。