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学生指揮者とは何か、何をどうすればいいのか


何が重要か?

 A)パーソナリティを生かすこと<感受性的側面、人間的側面>
 B)組織のリーダーとしての自覚すること<社会的側面>

何をどうすればいいのか(その1)

  1. スケジューリング(長期、中期、短期)
  2. 目標設定(長期、中期、短期)
  3. それらに対応してしっかり準備すること
<留意点>
・事態には柔軟に対応していこう(スケジュール変更や不測の事態に対して)
・先輩や外部のアドバイスを受け入れよう(客観的な視点は様々なことを教えてくれる)
・日常生活との接点を考えてみると分かりやすい。

何をどうすればいいのか(その2)
  →楽譜と向き合いながら曲の性質を徹底分解(アプローチの方法を読み解く)
  ・ハーモニー/メロディー/リズム/言語/曲の背景

何をどうすればいいのか?(その3)
  →どのような練習によって相手(部員)に伝えるか(指導スキルを自覚し方策を練る)
  ・段取り(時間配分、導入、締め)
  ・ボキャボラリー(言葉によるイメージ喚起と具体的指示の使い分け)

  ▲落とし穴を研究してみよう!!
  ・指揮者のための練習になっていないか(準備不足、団員が見えていない)
  ・分析なしに反復練習をしていないか(時間ばかりかかる)
  ・要点を踏まえずメリハリのない(充実感のない)練習になっていないか

その他の事項
  ・身体表現としての指揮法
  ・人前に立つということの勇気と寛容

<参照>「学生指揮者を目指す方へ」


   青ライン 学生指揮者(技術系)のためのチェックリスト 青ライン

  <基礎練習編>

  ・楽典
   (音楽用語の理解)
  ・移動ドの基本理解
   (CDEFGAHC)と(ドレミファソラシド)
  ・ハーモニー練習
   (根音)(第3音)(第5音)
  ・カノン練習
   (2声)(3声)(4声)
  ・発声練習<個人>
   (ブレス)と(響き)
  ・発声練習<集団>
   (母音とトーンを揃えるということ)

   ※ハンドサインによる、異動ド理解の促進
   ※レターサインによる、様式理解の促進

  <実践的練習編>

  ・楽譜を図形として眺めるということ
  ・段落(練習番号)を作る
  ・パートとパートの関係性を見出す(主として和声)
  ・音の高低からテンションを見出す(主としてフレージング的側面)
  ・言葉の反復場面等について曲と言葉の関係性を見出す
  ・歌ってもらう上での難所を選び出す

   ▲テンポの変わり目を指示(反応)出来ているか?
   ▲同じ長さの音符が続いているような場面にリズムの停滞はないか
   ▲フレーズの中の中心に向かって息を運べているか
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