Keishi Ito Homepage 〜目をひらく 耳をすます つぶやく〜 


200本の映画を選出する試み


まず、決定的なタイトルを揚げる

オルフェの遺言 ジャン・コクトー 1960
アンドレイ・タルコフスキー 1975

赤い頬の少年、目を失ったさすらい人、鏡、…蘇る詩人、時間・失われる言葉 ・なまめかしい水・草原を吹く風・・・牧神、血、涙、時を潜り抜けるまなざし、優 しい心・・・、世界の全てがこの作品の中に存在するような気がする。

そしてベスト10の選出。世界が終わってしまう前にもう一度見ておきたいという コンセプトから映画10本プラス1を取り敢えず最初に詰め込む。(詰め込みすぎた)

恋のエチュード フランソワ・トリュフォー 1971
『アントワーヌ・ドワネル物語』
大人はわかってくれない
二十歳の恋
夜霧の恋人たち
家庭
逃げさる恋
フランソワ・トリュフォー
1959
1962
1968
1970
1979
父ありき 小津安二郎 1942
浮草物語 小津安二郎 1934
浮草 小津安二郎 1959
東京物語 小津安二郎 1953
乱れる 成瀬巳喜男 1964
ひまわり ヴィットリオ・デ・シーカ 1970
大いなる幻影 ジャン・ルノワール 1937
オセロー オーソン・ウェルズ 1952
デルス・ウザーラ 黒澤 明 1975

落ち着いたところで、最良と思われる監督10名+2を集めてベスト10を繰り返す。

惑星ソラリス アンドレイ・タルコフスキー 1972
突然炎のごとく フランソワ・トリュフォー 1961
晩春 小津安二郎 1949
浮雲 成瀬巳喜男 1955
恋恋風塵 ホウ・シャオシェン 1987
ヴェニスに死す ルキノ・ヴィスコンティ 1971
都会のアリス ヴィム・ヴェンダース 1974
みつばちのささやき ヴィクトル・エリセ 1973
旅芸人の記録 テオ・アンゲロプロス 1975
ピクニック ジャン・ルノワール 1946
白痴 黒澤 明 1951
黄金狂時代 チャールズ・チャップリン 1925

同じ監督でタイトルを入れ替えてみる

ノスタルジア アンドレイ・タルコフスキー 1987
アデルの恋の物語 フランソワ・トリュフォー 1975
生まれてはみたけれど 小津安二郎 1932
乱れ雲 成瀬巳喜男 1967
悲情城市 ホウ・シャオシェン 1989
夏の嵐 ルキノ・ヴィスコンティ 1954
ベルリン・天使の歌 ヴィム・ヴェンダース 1987
エル・スール ヴィクトル・エリセ 1983
こうのとりたちずさんで テオ・アンゲロプロス 1991
ゲームの規則 ジャン・ルノワール 1939
七人の侍 黒澤 明 1954
街の灯 チャールズ・チャップリン 1934

続いて、以上の作品に匹敵すると思われる作品10プラス2

フェリーニのアマルコルド フェデリコ・フェリーニ 1974
偉大なるアンバーソン家の人々 オーソン・ウェルズ 1942
丹下左膳・百萬両の壺 山中貞雄 1935
西鶴一代女 溝口健二 1952
バリー・リンドン スタンリー・キューブリック 1975
ざくろの色 セルゲイ・パラジャーノフ 1971
エル ルイス・ブニュエル 1952
女と男のいる舗道 ジャン・リュック・ゴダール 1962
枯嶺街少年殺人事件 エドワード・ヤン 1991
クレールの膝 エリック・ロメール 1970
わが谷は緑なりき ジョン・フォード 1941
美女と野獣 ジャン・コクトー 1946

同じくタイトルを入れ替えて

フェリーニのローマ フェデリコ・フェリーニ 1972
市民ケーン オーソン・ウェルズ 1941
河内山宗俊 山中貞雄 1936
雨月物語 溝口健二 1953
2001年宇宙の旅 スタンリー・キューブリック 1968
スラム砦の伝説 セルゲイ・パラジャーノフ 1984
哀しみのトリスターナ ルイス・ブニュエル 1970
パッション ジャン・リュック・ゴダール 1982
恐怖分子 エドワード・ヤン 1990
満月の夜 エリック・ロメール 1984
いとしのクレメンタイン ジョン・フォード 1946
オルフェ ジャン・コクトー 1950

さて、ここで一気に世界映画史を支える普遍的な映画の教科書とでもいうべき作品 を選び出すという暴挙に出る。結果としてごく古典的スタンダードな監督の作品が 並んだが、やはりこれだという完璧な傑作10選。

イヴァン雷帝 セルゲイ・M・エイゼンシュテイン 1942
死刑執行人もまた死す フリッツ・ラング 1949
忘れられた人々 ルイス・ブニュエル 1950
麦秋 小津安二郎 1956
近松物語 溝口健二 1956
捜索者 ジョン・フォード 1956
草の上の昼食 ジャン・ルノワール 1958
めまい アルフレッド・ヒッチコック 1958
黒い罠 オーソン・ウェルズ 1958
ラ・ルジャン ロベール・ブレッソン 1982

それに対抗させて映画史を裏面を支える影の傑作というものを選び出す。
あるいは映画の可能性を切り開いた作品。

詩人の血 ジャン・コクトー 1930
新学期操行ゼロ ジャン・ヴィゴ 1933
無防備都市 ロベルト・ロッセリーニ 1945
勝手にしやがれ ジャン・リュック・ゴダール 1959
81/2 フェデリコ・フェリーニ 1963
去年マリエンバートで アラン・レネ 1961
パサジェルカ アンジェイ・ムンク 1963
アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 J・M・ストロープ;ユイレ 1968
パルジファル ハンス・ユルゲン・ジーバーベルグ 1981
ストレンジャー・ザン・パラダイス ジム・ジャームッシュ 1984

続く・・・

          
Copyright(C) Keishi.Ito All rights reserved