松江、ルバイヤート、クリスマスソング
2011.1.11
2010年の12月というのはめまぐるしく過ぎていってしまい、 一体何があったのか思い出せないくらいでした。まず、「なにわ コラリアーズ」の松江公演ですが、私が出会い気に入った土地で 演奏会が出来たことを本当に嬉しく思います (→「松江 演奏会に寄せる」)。 この種の演奏会は地元の方の協力や支援がなくては成立せず、関係 者の皆様には感謝の一言です。演奏会の当日の朝、例によって宍 道湖のほとりの「珈琲館」でくつろいでいるところに、早く到着 した「なにコラ」メンバーがどかどかとやってきたのには驚きま したが、温かい人々に囲まれて落ち着いた気持ちで迎えた演奏会 は思い出に残る楽しいものになりました。プラバホールは客席が 近く、ステージと客席が一体感を持つような演奏会にすることが 目的でもありました。「手紙」の熱唱は高校生たちにも届いたで しょうか?
残念ながら演奏会後はゆっくり出来ず、翌朝は始発で舞い戻り、 京都府立大学の演奏会。翌週は信長先生の「ルバイヤート」初演 を含む「合唱団:葡萄の樹」の演奏会でした。「葡萄の樹」の演 奏会は(→パンフレット原稿)信長先生の新曲効果もあり、普段 とは逆に満杯立ち見の危険にハラハラしながらの演奏会となりま した。(一部の人には立ってもらうことになり、大変ご迷惑をお かけいたしました。)また、もう一つのハラハラは諸般の事情で 私が演奏会の開演直前にしかホールに入れないということでした。 普段、演奏会当日に指示変更することが多発するので、自分でも 心配だったのですが、その点は非常にめずらしく周到な事前準備 (他人による)によって、何とか段取り良く演奏会を迎えること が出来ました。(それでもその短いリハーサル時間に変更したこ ともいくつかあり)演奏会自体は、これまた温かい拍手に囲まれ て「葡萄の樹」らしい温かいものに出来たように思います。秋か ら加わったメンバーも何人かおり、新しいメンバーが良い刺激を 与えてくれて、現在「葡萄の樹」はとても私好みのやさしい音を 出そうとしてくれています。
で、その間に同志社女子大学の第九(「なにコラ」+「同志社グ リー」で出演)があり、一週間後は「同志社コールフリューゲル」 と「同志社グリークラブ」の定期演奏会だったのですが、フリュー ゲルは男声が頑張り力がついてきたように思いました。グリーのほ うは松波千映子さんにアレンジを頼んでおり、最後の曲が定演4日 前というぎりぎりぶりで慌しかったです。しかしながら、本当にすば らしいアレンジ(一つはオリジナル)作品として仕上がってきました。 最終ステージには藤井宏樹先生を客演指揮に配した磐石の演奏会スタ イルに奥行きを与えてくれたと思います。男声のクリスマス曲のアレ ンジはありそうで少ないのです。賛美歌からポップスまで、非常にセ ンスフルなクリスマス曲が出来上がりましたので、ぜひぜひいろんな 団体で演奏してほしいなと思っています。
同志社グリークラブにとっては久しぶりになる学内ホール(寒梅館ハ ーディホール)での定期演奏会でしたが、現役の頑張りとOBの皆さん の協力もあって、満員で迎えることができました。内容も学生らしい 雰囲気を残し、アットホームな演奏会に仕上がったのではないかと思 います。もちろん、例によってマネミスは目も当てられず、私のメッ セージがパンフに無かったことくらい些細なことに思えたのですが、 せっかくですので、パンフのメッセージは(→「第106回演奏会に寄せる」)に掲載しておきます。