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大学の合唱について・学生指揮者を目指す方へ・学生指揮者とは何か・・ ・大学合唱事情 ・大学合唱のこと ・第1回学生指揮者技術系合宿 ・大学男声合唱団の現状と展望・・・ ・大学男声合唱団の現状と展望(続) 子供の合唱について・こどもの歌声合唱界への提言・21世紀におけるコンクールの開催方式と 合唱連盟の取り組みについて |
大学男声合唱団の現状と展望・・・(1/5)
■はじめに
■大学合唱団の現状と問題点 周辺要素としてですが、例えば女声合唱はどうでしょうか?。戦後の大学 合唱はともかく、大学紛争以降の70年代後半から90年代前半までの男 声合唱の中興を支えていたのは女声合唱団ではないでしょうか?20年前 の関西六連にはそれぞれ応援女子大コーラス部というのが決まっていて、 演奏会のファン層として盛り上げてくれていただけではなく、多数のカップ ルが誕生していたはずですから、男声合唱を女子大コーラス部が支える? 構造というものが実態として存在していたはずです。女子大そのものの解体 とともに、多くの女子大コーラス部の存在が消えていることも男声合唱衰退 の一つのファクターでありましょう。 では、混声合唱はどうなのでしょうか?大阪府合唱連盟のデータによると 大阪府合唱祭における大学合唱人口は20年前よりぐっと落ち込んでいます。 現在でも大規模合唱団は上手く存続していますが、中規模クラスの混声合唱 団が軒並み壊滅しています。(ちなみに大学生人口は増加しているはずです) ただ、我々世代の大学とは全く異なった現状を把握しないまま学生の諸活動 について報告を受けたり関与しようとすると、結局苛立ったり嘆いたりして 「一体どうなっているんだ、今の大学生は!」という言葉を吐いて終わるこ とにしかなりませんので、かつてとは異なる実態について、ある程度の前提 理解として、先に象徴的な実例を一つ挙げてみましょう。 |