年始に寄せる
年末の発泡にごり酒があまりにも美味しく、年始から早速2度ほど飲みすぎました。 それでも、純米は悪酔いせずということでしょうか。
私の人生は決して合唱だけに時間を割いているのではないのですが、何かを語るとするとほぼ合唱になってしまうほど、合唱のことがウェイトを占 めているのは事実のようです。
「なにコラ」では、声高に「無理してでも男声合唱を熱くやっていきましょう!」と言いました。昨年のコンクール全国大会金賞により一つの大きな目標を達成したのですが、例えば耕友会のように海外のコンクールやフェスティバルにチャレンジ出来る状況でもなく(働き盛りの男声ばかりという意味で)コンクールに変わる大規模催しを主宰しているわけでもない ので、「コンクールに出ない」というジェスチャーだけでは何者も生み出 しません。ただ、コンクールに出続けていることが、新たな価値観を生み出すことに努力する時間を削いだり、我々の活動を窮屈にしている部分も あり、その点では二元論ではなく、今後は「コンクールは毎年必ずしも出るものであるということを前提としない」というのが現状になろうかと思 っています。
兼ねてからの私の持論(児童合唱は出てくるだけで拍手を貰える。男声合唱は大きな声を出すと拍手を貰える)を実践すべく、男声合唱の特性を生かして合唱の裾野を広げる活動をしたいとは思っています。愛唱曲的、世界の歌、ポピュラーのレパートリーを充実させ、お座敷、合唱祭等を積極的に行なったり、ジョイント込みの演奏旅行をしていきたいものです。また、混声であればプロフェッショナルが録音する機会も多いのでしょうが、 男声についてはかつての大学合唱団の録音がいまだに残っている状態でもありますし、このジャンルを開拓していければなあと思っています。
また何より、児童の合唱団(=みやこ・キッズ・ハーモニー)は多くの人の協 力を得て大事にしていかねばと思っています。
決してエリートを育てるということではなく、出来るだけ多くの子供たちが 「共に歌うこと」「古くから歌われているような歌を覚えて歌ってくれるこ と」が目的です。合唱が特別なものではなく、生活の中での自然な身振りとして定着していくことを目指すためにも、多くの子供たちの歌声を聞きたい と思っています。
ちなみに私の合唱団では、「よどこん」が20回目の演奏会を、「葡萄」が 10回目の演奏会を迎えることになります。頑張らねばなりません。
学生の合唱、演劇とのコラボレーション・・・を含めて、今年も常に「チャレン ジ精神」で全力の取組みをしていきたいと思います。