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 駆け抜ける2019

19−05 2020.1.12

2019年という年を振り返ったとき、2大イベントは間違いなくエストニアのタリンでの「歌の祭典」参加と、イタリアのゴリツィアでの「セギッツィ国際合唱コンクール」で2位入賞という快挙体験です。
秋以降は急降下するように精神性が落ちていき、諸事思うところがありながらも、もどかしく、あれよあれよという間に冬を迎えてしまいました。
(おかげで「つぶやく」が少なすぎましたね)

12月になると気持ちが盛り上がり再び演奏に集中出来ました。シューマンの「女の愛と生涯」をナレーション付きの女声合唱曲(千原英喜編曲)として演奏出来たことは大きかったです(エントアール演奏会第8回演奏会パンフ)。これでかつてのシューベルトの「美しい水車小屋の娘」(日本語合唱版)との対の作品が出来たことにもなり、ショートサイズなのでかなりの需要があるのではないかな、と思っています。(ある年齢以上の女声合唱団の方にぜひ演奏してほしいと思っています)

あと、本番直近に「どたばた」し過ぎましたが、「合唱狂言」というものを千原先生に形にしていただきました。まだまだ自分の中では整理が必要ですが、ちょっと別のジャンルにブリッジした新しい試みが出来たかなと思いました。

12月「葡萄の樹」で再演した「青をめぐるクジラ」を練習しながらアーウィン・ショーの「ストロベリーアイスクリームソーダ」という短編小説を思い出しました。私は永遠に兄弟の次男。人をカテゴライズしてはなりませんが、役回りや環境が人を作る側面もありますからね。そこにノスタルジーを感じるだけですが。ちなみに私は長女論が書ける気がしています。

イタリアに行ってからワインが美味しいと思えるようになりました。スペインに行ったときもそうだったように、現地のワイン(酸化防止剤が入ってないとか、質の良いワインなのに価格が安いとか)が美味しいことは言うまでもないですし、恐らく気候や食事との相性もあるのでしょうが、今回の場合は、イタリアから帰ってからも持続しております。
外食をしても一人でない場合は出来るだけワインはボトルで頼んだ方が良いように思っています。直観的な感想ですが、手ごろな価格帯であればイタリアワイン外れなしですね。(あ、基本的には赤だけを飲んで味の記憶が散漫にならないように努めています。)

フィンランドの「Aino」というレストランは再訪したいレストランナンバーワンです。恐らく村上春樹の小説の多崎つくる君がヘルシンキのオルガさんに紹介されて一人で入った想定になっているレストラン(実際は作者が取材のために入った)はそこではないかなと思っています。鮭のスープは絶品。ウォッカはMARSKIN RYYPPY。
Ainoとはシベリウスの奥様の名前です。どうでも良いのですが、私の知り合いによく顔が似た人がいます(知人は日本人です)。
ちなみにタリンはRataskaevu16(ラタスカエヴ クーステイスト)。滞在中3度も行きました。次に行くときも絶対に行きたい素晴らしい店です。

ついにスマホにしたのですが、購入2週間目に和歌山県で紛失しました。そしてスマホはそのまま紀州路快速を何度も往復し、時々環状線に突入しながら2カ月ほど旅をしていました。居場所は分かるのですが発見されず…、でしたので、きっと座席の奥に挟まっていたのでしょうか。その後、天王寺警察に収容され、連絡をいただきました。
ちなみに私は御坊で目覚め、日根野で宿泊するしかない状況となりました。あまり語りたくない記憶です。

松江でホーランエンヤを見ました。10年に一度の祭りなのですが、たまたま松江に練習に行った日のたまたま珍しく空いていた時間に見ることが出来ました。

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