第3回 コーラスめっせ12−09 2012.8.114月21&22日に「いずみホール」とその周辺を中心にして「第3回コーラスめっせ」 が開催されました。昨年は「いずみホール」に移ったばかりということもあって、なかな か勝手が分からない状態が続きましたが、今年に関しては、昨年に比べるといく分落ち着 いた準備が出来たようにも思います。(といってもこの部分は私は陣頭指揮のみ…)なん と言っても二日間で、3000人以上の人に関わってもらえましたし(延べ数だと6000 人くらいか)、念願であった「復活関西六連!」という出し物もオープンスペースの中で 実現でき、通りがかりの人にも大らかな大学の男声合唱を味わってもらえました。そのほ か、児童合唱から年配の合唱団まで、個性あふれる合唱の素晴らしさを味わい合うことが 出来たと思います。参加し関わってくださった皆様方、応援していただいた方にも感謝です。 「コーラスめっせ」の中で考えたいことは、例えば「合唱に何が出来るのか」ということ でもあります。ここでは、もちろん旧来の価値観やスキルだけでなく、多様な考え方や世 界観にも目を開いていかねばらなないと思っています。演奏の順位付けや競い合いだけで 閉塞感を感じることなく、歌い、聴き、刺激し合い、社会との繋がりや連携を意識し、学 び、かつ笑顔で分かち合っていくことが出来ればと思っています。しかし、もう一歩踏み 込んで合唱というものを分析的に考えたとき、「言葉を歌うことの意味(歌には言語がある)」 「集まって歌うことの意義や価値(合唱は仲間と歌う)」という側面…、つまり「合唱」 の文化的・社会的側面とその可能性についても考えたいと思うのです。もちろん、どこを 切り口にしてどうアプローチをしていくのかということは私自身も試行錯誤中です。しか しながら、合唱が成熟してきた一方で先細りの傾向を見せている今こそ「合唱とは何か」 という当たり前の命題に向かって、力いっぱいアプローチしていかねばならないのでは ないかと考えています。 今年は合唱指揮の第一人者清水敬一先生をゲストに招聘することが出来ました。加えて現 在最も注目を浴びる作曲家&ピアニストの松本望さんをお呼びすることが出来ました。聞 き手と歌い手が混ざり、作曲家や指導者と交流しながら新しい合唱の喜びに繋がる道に気 づいていければと思っています。2日間ありがとうございました。 |
Top > つぶやく。。
午後のつぶやき2021年 2020年 (8) 2019年 (5) 2018年 (9) 2017年 (7) 2016年 (8) 2015年 (11) 2014年 (10) 2013年 (6) 2012年 ・12−01 2012年の始まり ・12−02 テオ・アンゲロプロス! ・12−03 雪の金沢にて ・12−04 今年も名古屋にて始動! ・12−05 葡萄&ドミナンテ ・12−06 ハートフルコンサート ・12−07 全国アンサンブルコンテスト ・12−08 JCDAユース ポーランドへ ・12−09 第3回コーラスめっせ ・12−10 小さじいっぱいみかんのかおり ・12−11 なにわコラリアーズ18回演奏会 ・12−12 初演がつづく ・12−13 宝塚国際室内合唱コンクール ・12−14 煌めけ夏空に ・12−15 同グリ・サマーコンサート ・12−16 あきのいろいろ ・12−17 京のこよみうた ・12−18 クリスマスツリー 2011年 (21) 2010年 (15) 2009年 (15) 2008年 (15) 2007年 (23) 2006年 (4) |