同志社グリー・サマーコンサート
WITH「北海道大学混声合唱団、金城学院グリークラブ」
12−15 2012.9.2
かつて同志社グリークラブは夏には演奏旅行に出向いて行くのが
定番だったように思います。青森、静岡、久留米、宇部、…私も
何度も同行しており、たくさんの素敵な思い出があります。
このところは、ホストとなって京都に他大学を招いてジョイント
コンサートをするということが定着しつつあるようにも思います。
昨年は、横国、信州大グリーとともに、歴史に残る?「Fragments」
を演奏する事が出来ました。今年は「北海道大学混声合唱団」
「金城学院グリークラブ」という、ともに手本とすべき実力派
合唱団を招聘出来、男声+女声+混声というスタイルで演奏会
が持てました。招聘合唱団の演奏も素晴らしく、大変中身の濃
い充実した演奏会にもなったと思います。
(「わしらの頃は…」と言いたくなる人が多い世界なのですが、
それはそれでありがたいとして、いろんな状況と時代と考えが
あり、私は、その時々でベストを追求すればよいと思っています。)
で、私の見る限り、相変わらずのマネジメントの小さな不備は
あるものの、同志社グリーメンバーは昨年に引き続き、今年も
しっかりとホストの役割をこなしており、頑張ってくれていた
と思いました。
それにしても招聘合唱団は素晴らしくその実力を発揮してくれ
ました。
金城学院グリークラブは、揺ぎ無い立派な発声で、少人数でも
あるのにあのハーディホールをかつてないほど鳴らしていまし
た。立派な声だけでなく、野ばらのような曲をきっちりと歌心
を持って歌えているあたりが本物ですね。小原先生の長年のご
指導の賜物だと思います。大変見事な演奏でした。
北海道大学混声合唱団は、先月ちらりと練習訪問した際も思っ
たのですが、演奏を聴いてやはりとても素晴らしい団体だと思
いました。私好みの雰囲気と音楽作りで、感動しました。まず
垢抜けたハーモニーの作り方は、無意識のうちであったとして
もなかなかの驚きです。さらにともかく女声が立派で(男声も
美しいですが)、ソプラノの歌いっぷりも良く、アルトから出
てきてソプラノのハイCまでのソロ(ゾリ)をされた方までお
られ、その敢然と音楽に立ち向かっていく姿が美しくたくまし
く感動的でした。打ち上げでも何人かの方と交流が出来てよか
ったです。また再会したいものです。
同志社グリークラブは、発声を中心に実力的にはまだまだだと
思いますが、それでも50名を越すメンバーがずらりと舞台に
並ぶと感慨深いです。ようやくなんとかここまで人数が回復し
てくれています。あとは立派に発声を鍛えていくことだと思い
ます。私が忙しすぎる境遇になってしまっていることが悔しい
ところですが、学生が頑張ってくれるでしょう!!
あ、私は合同を小原先生と振り分けたのでした。
女声で「Salve Regina」混声「なみだ」「ほほえみ」、アンコールに「鴎」。
いずれも、スチューデントソングブックから。
大学生が連帯し、一つのことに心を合わせて取り組んでくれる
時の共通レパートリーとして、「青本」という名前で定着して
ほしいものです。→「スチューデントソングブック」
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