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 初演が続く今年のスケジュール

12−12 2012.8.11

6月〜7月は合唱祭や大学生のジョイントコンサートのシーズンですが、 今年もいろんなところから声をかけてもらい、さまざまな出会いと再会 を繰り返すことが出来ました。しかも今年は初演を指揮させていただく 機会が多く、指揮者としても非常に多くの勉強をさせていただくことが 出来ました。

●「長野県合唱祭50回記念」6月9&10
 「言葉」(詩:谷川俊太郎/曲:信長貴富)

→街角コンサートやブロックを4つに分けた合唱祭の「方向性ある趣向」 が素晴らしかったです。音楽樹の活動の波及効果のようなものも感じます。 「言葉」は、演奏会やイベントのエンディング曲として、新しい定版にな るのではないかと思えるような名曲でした。

●「徳島カンタート」6月15&16
 「思い出をひらいて」(詩/曲:佐藤賢太郎)

→小中高一般に分けた講習会の内容も濃く、集中力やモチベーションの高 さを感じました。新曲は講習会に集まった全ての人が歌える曲でした。ま るで家族でアルバムを開きながら子どもと大人が会話をして思い出を紡い でいくような温かい内容。客席の感動を背中で感じながら、客席から指揮 させてもらいました。

●「大学生ジョイントコンサート」7月8日
 「合唱組曲:若葉のうた」(詩:みなづきみのり/曲:石若雅弥)

→紆余曲折のうちにも、この演奏会のためにテキストが作られ、産み出さ れた5曲の組曲。学生たちの集中力が素晴らしく、「だから学生合唱はや められない、」と思いました。演奏会の幕間やアンコールには上記コンビ ネーションによる小品が三つも紹介され、もう一曲組曲が出来そうな勢い でした。

作曲家は何も音の無いところから多様な音楽を作りだす素晴らしい才能を 持っています。しかしながら、演奏されないままの楽譜にはどれくらいの 意味があるでしょうか?。演奏者によって、この世界に初めて音が鳴り響 くわけです。その意味でも演奏者の責務は重要だとも言えます。

この先も下記のような合唱団で初演が続きます。心を引き締めてしっかり と頑張りたいと思います。


●11月10日「女声合唱団しなの」(信長貴富作曲)
●12月15日「同志社グリークラブ」(「雨ニモマケズ」男声版初演:千原英喜作曲)
●12月16日「合唱団:葡萄の樹」(松本望作曲)
● 2月17日「合唱団:うぃろう」(瑞慶覧尚子作曲)
● 2月23日「名古屋大学コールグランツェ」(千原英喜作曲)

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