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 2008年末の風景

08−15 2009.1.8

2008年の年末(12月29−30)に日本合唱指揮者協会関西 支部の主催で学生指揮者技術系合宿を行ないました。
自ら手を挙げて提唱し、実行委員長を務めたものの大半を和歌山児 童の沼丸先生のお世話になりながら企画運営することになりましたが、 当初50〜60名の見積もりが、なんと160名の参加を得て開催 することになりました。講師陣は全てボランティアの参加ながら、 当初から協力してもらう予定だった西牧先生のみならず、東京から 清水敬一先生、三重県から向井先生にも来ていただき、急遽膨れ上 がった参加者のために講座を増やしたり、編成を変えたり、どたば たした二日間でした。

今回は、学生同士の中で希薄化している「縦のつながり」と(大学 間を越えた)「横のつながり」を作ることを主眼としての開催でし たが、講習等に対する積極的な姿勢や、深夜に及ぶ交流会の様子、 講師に積極的に意見を求める様子等を見ていると、主催者の予想を 遥かに超える意義があったと思います。
また、目立ったのは、関西の大学のみならず、山口県、広島県、 富山県、愛知県、福井県、長野県等、地方(遠隔地)からの参加者 が多かったことです。県内に大学合唱団が少なく、交流と刺激を求 めて参加した合唱団も見受けられましたが、主催者の狙い通り、大 学を横断する形での横と縦の繋がりをたくさん取り結ぶことが出来 たようにも思い、実行委員長として、学生たちのひたむきな姿に励 まされる思いのする感動的な合宿となりました。(→年末学生指揮 者・技術系合宿

shinji-lake さて、その疲労と充実感のうちに本年を締めくくろうかと思ったの ですが、やはり今年も伊丹空港から出雲経由で松江に向かい、プラ バの練習で年末を締めくくることにいたしました。すでに2年連続 で練習納めが松江になっているために、なんとなく宍道湖を眺めな ければ気持ちが落ち着かず、一年が締めくくれない感じさえするか ら不思議です。

ブルーベリーのお姉さんたちを前にすっかりリラックスモードでの 練習を終え、翌朝にはあられ模様の宍道湖を眺めながら湖北の珈琲 館で時間を過ごし、大晦日の京都に戻りました。(その間、北海道 からはウィスティリアのお姉さんたちのかわいい“浅田真央もの真 似ショット?”が送られてきて、さらにリラックスモードに)

年齢を経る度に一年が短くなるような気がします。合唱漬けになって しまって咀嚼するゆとりのないままに流れていく慌しい一年でした。 このままで良いのかという思いと、それでも充実したものを残せたこ とに対する感謝の気持ちとが混ざり合い、混濁の意識の中に2008 年も暮れていきます。果たして2009年はどのような年になるので しょうか。

都鶴

P.s
錦通りで、「都の鶴」の大吟醸を秤で買いました。各地でおいしいお 酒をいただいた一年でしたが、やはり締めくくりは京都のお酒ですね。 伏見のお酒はやわらかく、一年の疲れを癒してくれます。

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