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 今年もあれやこれや

14−09 2014.12.31

ホームページに何かを書く(あぶくになると言いながら実際には残存する 文章を願っている)と言う行為によるストレス発散が、いつしかポエジア として刻印されていく行為に取って代わられることになっているので、ホ ームページでの呟き回数が少ないのだと思います。

今年もいろんなことがありました。なにより「なにわコラリアーズ」は創 立から20周年を迎え、盛りだくさんのイベントがありました。紀尾井ホ ールでの演奏会、韓国での世界合唱シンポジウム、新作コンサート、いず れも全力投球で頑張りましたが、まだまだチャレンジすることが残ってい るように思います。
淀川混声合唱団では、清水敬一先生に指揮をしてもらい、歌唱メンバーの 中に作曲家と作詞家が歌っている(私が歌えていたかどうか??)という 不思議な状況を作ることが出来ました。葡萄の樹による「アポロンの竪琴 (千原英喜)」には自作の詩を挿入し、合唱劇でお世話になった広田ゆう みさんに朗読を、二口大学さんに演出してもらうという面白い試みが出来 ました。私の目指したいことは案外とその演奏の延長線上にあるように思 います。これについては、またいろんなことを企画中ですので、夢が広が っていきます。110周年になる同志社グリークラブではついに信長貴富 先生に委嘱新作を書いてもらうことが出来ました。テキストは私自身が同 志社の思い出と後輩へのメッセージのつもりで書き下ろしましたが、素晴 らしい曲にしていただき、深く同志社グリーの歴史の中に刻み込まれるこ とになれば嬉しいことです。小久保大輔さんとの再会はホームページに書 いた通りの感慨をもたらしました。
「コーラスめっせ」や「アルティ声楽アンサンブル」、明治大学グリーク ラブをはじめとする様々な客演指揮や、講習会…、もろもろありましたが、 結局合唱以外に自分の人生は書くにも値しない時間しかなかったのか、と いうことが気になります。

本年もまるでご褒美のようにクリスマス前に佐賀にて講習会をさせてもら い、好きな曲を一緒に練習させてもらった後には、有明海の干潟を見せて もらいました。
静かなゆうやけの風景に、そう言えば今年の合唱コンクールでは松本望さ んに作ってもらった「ゆうやけ」が課題曲になって、多くの人に歌ってい ただいたのだということを思い出しました。静かな夕日の時間には人気も なく、普段なら聞こえて来ないような様々な声や音が聞こえてきました。 波の音、鳥の音、風の音、誰かが遠くの階段を歩く音、…静かな夕暮れが、 膝の痛む一年の疲れを癒してくれました。

佐賀 有明海1 有明海2

P.s
佐賀 美しい風情にうっとりと胸を打たれた後は佐賀の名酒「鍋島」をいただき ました。上機嫌で帰路についたのは言うまでもありません。

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