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 アンジェさんとなにコラ君 

07−17 2007.7.27

パンフ 今さら言うことでもないですが、私にとっては松下耕先生に親しく付き合っ てもらっていることが、合唱界で活動していく時のの勇気でもあり励みにも なっているように思います。音楽そのものもさることながら、音楽に対する 向き合い方、取り組みの方向性に対して尊敬をしておりますし、何よりその 大きな人柄に大きな魅力を感じています。また、松下先生の合唱団の人たち は本当に上手なだけでなく、歌を歌われる時の表情が笑顔で素敵だと思って います。レベルが高く上手な合唱団というのは、時に高慢な感じに見えてし まうこともあるのですが、松下先生の合唱団を見ていると本当に「合唱って 楽しいなあ」と思えます。分析的には視線が直線的ではないことが、「分か ち合い」の芸術としての合唱音楽を的確に表現しているポイントだと考えま すが、先日のアルティのアンサンブルフェスティバルでのVox Gaud iosaの素晴らしい演奏に引き続き(しかしながら、大変な迷惑をおかけ してしまいましたが→アルティアンサンブルフェス ティバル)、その一週間に今度は「国立音楽大学女声合唱団アンジェリ カ」と「なにわコラリアーズ」のジョイントコンサートが東京で開催され (なにコラとしては初めての東京の舞台でもあり・・・)るということが続き、 私にとっては本当に嬉しい2週間となりました。そういえば2年前はアルテ ィの前日が「なにコラ+アンジェリカ」の大阪でのジョイントコンサートで、 それこそスーパーハードに時間が過ぎていったことを思い出します。

さてさて、私はたぶん、とっても嬉しかったのでしょう。
合同曲を演奏しているとき、多くの人から指摘されたようにとても幸せな感慨 深い顔をしていたと思います。決して若い女性(アンジェリカ18−22歳) を前にしてにやけていたわけではありません。きっと単独ステージを一生懸 命歌った両団のメンバーの表情がものすごくおだやかで柔和になっており、 そして生き生きと輝いていたからでしょう。ステージ上に非常に音楽的な暖 かい空気が立ち込め、こんなステージで指揮をさせてもらえることの喜びの ようなものを噛み締めました。私は大好きな「安里屋ユンタ」のみならず、 アンコールに「信じる」を指揮させてもらいました。当初の予定にはなかった もので、数年前のNHKの学校音楽コンクール(中学校の)課題曲ですが、 私がこれをステージで指揮する場面が来ようなどと思っておりませんでした。 前夜「なにコラ」だけで練習していたときには、薄汚れた?大人たちの歌に なってしまってうんざりしていたのですが、アンジェリカと一緒に歌うと、 見違えるように調和していました。(そうそう、リハでアンジェの皆さんが 手取り足取りパート練習してくださっていたのでした、・・・ふざけて1オクタ ーブ上で歌おうとしてアンジェさんに窘められた者あり)

聴く一方だった「信じる」でしたが、この曲を振っている最中、何かが私の 中に宿ってきたように思います。真剣に音楽をしている瞬間は人は必ず純粋 な美しい気持ちになれるんだ・・・そう思ったのでしょうか?「笑うときには・・・」 と振り出すとき、不意に甦ってきた笑顔があって、私は思わず心からの笑顔に なりました。そして、そのあと逆に泣き出しそうにもなりました。「信じる」 気持ちの中に宿っているものの大切さを音楽や松下先生やアンジェの皆さんに 改めて教えてもらったように思いました。
忘れられない舞台になったと思います。

2年後には「なにコラ&アンジェ」の第3弾を行いたいと思っています。
なにコラだけが平均年齢が上がっていきますので、今度はアンジェOGの 皆さんも一緒にオンステしてもらいたいなあと思っています。

P.s
なにコラからは2年前に引き続き記念バッジを、アンジェリカからは「アン ジェさんとなにコラ君」がデザインされたスカーフをいただき、団員は大喜 びしてました。

ジョイントチーフ
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