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 今年も松江で締めくくり

07−22 2007.12.30

昨年の年末の時点から、今年の年末の合唱は絶対に松江で締めくくろう!と 決めておりました。ここには合唱指導に行っているというよりは、溜まって きたストレスを洗い流し、心の底から癒してもらいに行っているように感じ ます。もっとも松江といっても、(知っている人は知っている)宍道湖畔の 某喫茶店に2日間合計6時間くらいを過ごしていたのですが・・・。

宍道湖
宍道湖は、朝日も夕日も・・・雨でも雪でも曇りでも美しく感じます。
もちろん、美しい湖は他にもたくさんあると思うのですが、宍道湖の特徴と いうのはそれが生活の場所に近いということでしょうか?シジミ漁の風情も さることながら、宍道湖と寄り添うようにして町並みや道路や線路が伸び、 取り囲んでいる様子には安心感が漂います。しかしながら、湖北から西を見 ると町はなく、いつもどこからが湖でどこからが空なのか分かりません。ま るで現実のはるか彼方と夢との境界線のように曖昧で幻想的です。2日とも 運良く座れた窓際の席で、私はぼんやりとその境目に視線を送る・・・という 至福のひと時を過ごしていたのでした。

さて、今年もいろんなことのあった年でした。
ある意味で、節目とも打ち止めともなるべき盛りだくさんの一年でした。
しかしながら、最近ではその山盛りの内容を「わき目も振らず乗り越える」と いう意識が強く、あっという間に時間が過ぎていくように感じます。

松江城
・・・一年の締めくくりは松江の方々のご厚情に浸り、「ピュア」のお姉さんたち の純朴な歌声で締めくくれました。そして、私は宍道湖畔でようやくわき見を しながらぼんやりしています。本当は苦労のほうが圧倒的に多かったはずなのに、 この場所から振り返ると「あれもこれもきっと良かった」と考えてしまいます。 何があったか忘れたけど、こうやって無事にこの場所に辿り着いている・・・と感 じます。

湖の底にはきっと霊力をもった竜がいるに違いないのです。
そう思い、そう言い聞かせながら、眠りと回想との境目を漂いながら水蒸気の果 てに緩い視線を送り続けていたのでした。

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