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 コーラスめっせ2011開催!!

11−06 2011.5.20

どの天気予報を見ても「雨」マークが出ており、雨男の影響は逃れられな いかと思っていましたが、奇跡的にもぎりぎりで踏みとどまり、とても良 い二日間を過ごすことが出来ました。昨年の春に志だけを持ち、仲間に声 をかけスタートした「コーラスめっせ」は、今年は「いずみホール」に場 所を移し、連続開催することが出来ました。

アトリウム看板 アトリウムコンサート

ここでは、21世紀の合唱シーンに相応しく、音楽や合唱に関する価値観を 分かち合いたいと思っていました。順位付けや競い合いだけで閉塞感を感 じることなく、歌い、聴き、刺激し合い、学び、かつ笑顔で分かち合うこ との出来るイベントにしたいと思っておりました。「集まって歌うことの 意義や価値」、「合唱」の社会的・文化的存在としての価値を鍛え直しなが ら、その可能性についても考えたいと思っていました。何より、東京からの 情報発信がほとんどである中、関西から合唱界に新しい風を送り込んでみ たいと考えておりました。もちろん、まだまだ試行錯誤ばかりで、洗練さ れたマネジメントも出来ず、多くの方にもご迷惑をおかけしましたが、幸 いなことに今年は昨年にも増して盛りだくさんの内容になりました。東京 からは、藤井宏樹先生をゲストに招聘するとともに、世界的な作曲家パミ ントゥアン先生をお呼びすることが出来ました。また、関西在住の千原英 喜先生にはあの名曲「モツレク」を女声合唱(デュエットで歌うことの出 来る)にアレンジしていただきました。2日間の中では、演奏会あり、講 習会あり、参加型のワークショップもあり、新作だけを集めたコーナーや、 聞き手と歌い手が混ざり、作曲家や指導者と交流出来る場もあり・・・、 楽しく意義のある二日間になったと思います。

アトリウムコンサート アオリウムコンサート

今後の展開の中では、企業や地域社会、学校や行政、他のジャンルも巻き 込みながら、合唱だけの世界の中で小さく完結してしまわないような方向 を志向していきたいものです。この有志での取り組みが、やがて大勢の人 たちの手による取り組みとなり、合唱そのもののパイや人気につながって いくこと、・・・合唱界の21世紀に相応しい何かに発展していくこと、 を願っています。2日間お世話になった方々に改めて感謝!!


■コーラスめっせ2012予告!!■
日 時:2011年4月21(土)22(日)
場 所:いずみホール(およびその周辺施設の利用を考えています)
講 師:清水敬一先生です!

本年度と同様、演奏会あり講習会あり交流会あり、昭和の名曲を テーマにしたコーナーも作る予定です。団体としての参加、実行 委員会への参加も募集しています。ブログはこちら


P.s
その後、東京カンタートに参加させてもらいました。私自身はほぼ2年に 1回ほど参加させていただいているように思います(過去、「合唱団:葡 萄の樹」で2回、「淀川混声合唱団」で2回)。今回は初めて「合唱団: うぃろう」で参加させてもらいました。(万葉秀の特集の中で、木下牧子 先生の「大伴家持の三つの歌」という非常に珍しい作品を演奏させていた だくことが出来ました。)「うぃろう」には若いメンバーが多いので、自 分たちが集めたのとは違う客層の中で歌う経験というものが、大きな財産 になったことと思います。カンタートのクオリティに比べるとまだまだ足 元にも及びませんが、「コーラスめっせ」が他の合唱フェスティバルとも 緩やかに連携しながら日本の合唱界を活性化していくエネルギーに繋がれ ばとも思いました。

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