青森にてコンクール全国大会11−18 2012.1.18
全日本合唱コンクール青森大会に行ってきました。 もっとも、コンクールの仕組みや運営に関しては独自の考え方を持っています。一般の部に ついてはまたの機会に譲りますが、大学生の合唱については、むしろいつでも褒めてくれる 演奏会よりも、客観的に評価されるコンクールという場で切磋琢磨することはあっても良い のかなと思っています。大学生は高校生よりももう少し幅広い体験が出来ている年代ですし、 音楽という豊穣の世界の中で、コンクールというものがあくまでもごく小さな遊びの場に過 ぎないということを前提理解することが出来ます。かといって、運動会でも手を抜かず一生 懸命に走ることに対して素直な気持を持っている世代かとも思います。なので、大人が上手 く誘導してあげればコンクールという場を目指して一生懸命練習すること、結果に一喜一憂 し過ぎず、その練習した成果として音楽的にも団体的にも成長に結びつけ、一回りスケール の大きな演奏会を持つことが出来るのではないかな、と思っているのです。 同志社グリークラブについては、一時期の人数的低迷からようやく10数名の1年生を確保 出来、かなり前向きな取り組みをしてくれています。今年はやりたかった根性論での練習に 取り組むことが出来、よくついて来てくれたと思います。全国大会ではホールを鳴らしきれ なかった部分もあり銀賞でしたが、褒めてもらえた部分に自信を持ち、悔しさを励みに、さ らに成長してくれるような気がしています。 名古屋大学コール・グランツェは、その30周年記念演奏会でOV合同曲(「いろとりどりの 歌」(信長貴富:委嘱初演)の指揮をして以来の付き合いとなりますが、当時現役生だけで 30人しかいなかった合唱団が、今回は100名でのオンステとなりました。勢いというも のは凄いもので、本来の実力とは別の結果が出ることもあるのだなあと思います。金賞をい ただきましたが(そういえば、大学生の合唱団で金賞を獲ったのが初めてなので、金メダル は学生指揮者にプレゼントしてみました。)グランツェとしては今年頑張って一年生を50 名入れたことが一つの大きな要因であったとも言えるでしょう。音楽的な内容はこれからま だまだ頑張らないとですが、合唱人口を増やしたという意味でも、50人も一年生を入れた ことは、相当なエネルギーですし、十分褒めてあげて良いと思っています。ただ、大学の合 唱団は大人数になったあとに必ず苦しい時期がやってきます。人間関係が希薄になったり、 運営が追いつかなかったりしてきますので、そういった部分を近くにいる大人としてサポー トし、もっともっと意欲をもって豊かな音楽を作っていけるようにしたいと思っています。
P.s 中でも大学生たちが一生懸命演奏してくれた松本望さんの曲をご本人が聞きに来てくださって おり、カワイ出版の方らともども夜にお酒を飲みに行けたことが嬉しかったです。委嘱初演 をしているにも関わらず、長くフランスにおられた松本さんとは一度少しお会いしただけだ ったので、ようやくゆっくりお話しすることが出来ました。その才能についてはもちろん言 うまでもありませんが、とても素晴らしい方だなあと改めて思っています。
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