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アルティ声楽アンサンブルフェスティバル2005について
ア・カペラや室内合唱、アンサンブルの祭典として、昨年試行錯誤のうちにスタ
ートしアルティ声楽アンサンブルフェスティバル(府民ホールALTI/発案者=座
長は吉村全日本理事長)ですが、今年は「世界合唱の祭典京都」の前夜祭という
趣で<世界の歌声、日本の歌声>を大テーマに開催することが出来ました。 ヨーロッパ現代の宗教曲を中心にした前半と日本の労働歌を素材にした後半との 選曲のコントラストも効果的で、特に一週間前までストーブを焚いていたオホー ツクの町から30度Cを越す猛暑の京都へとやってきてくれた「枝幸ジュニア」の 透明な祈りの声、パフォーマンスを交えて地元の労働歌(「阿波」より)を熱唱 してくれた「響」には会場から惜しみない拍手が送られました。最後は招待団体 である「女声アンサンブルJuri」(山梨)が、藤井宏樹先生の解説付きで世界や 日本の音楽素材を意識したバラエティに富んだ曲目を披露し、たっぷりとその実 力を見せ付けてくれました。
2日目の出演団体は、Priceless(大阪)れん(岐阜)雨の樹(京都)Twilight
Bells(大阪)Choeur Liberte(京都)で、バーバーショップ〜台湾民謡〜日本
のわらべ歌と歌い繋ぎ、ア・カペラ合唱の原点とも言うべきルネサンス・バロ
ックに回帰しました。
・・・歌とは生きるために必要なもの。共に歌う合唱は共に生きていることを確認
し合う作業。 2005年『ハーモニー 秋号』より
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