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コーラスめっせ2010天候にも恵まれ、さわやかな空気の中、2日間で2800名(参加合唱団 やモデル合唱団を含む)に参加いただいた大きなイベントになりました。 近年、社会全体や音楽文化を取り巻く環境は、ますます「東京集中傾向」 が強まっています。そこで、もともと「合唱のメッカ」でもある大阪から 「新しい合唱イベント」を発信してみようと企画したのが「コーラスめっ せ2010」です。幸いなことに、私の呼びかけに応じてくれた合唱仲間と、 関西一円の合唱団の協力を得ることが出来ました。特別ゲストには雨森 文也先生を招聘し、5部構成の2日間の中では、「最近の新作を集めた演 奏会」「春をテーマにした演奏会」「コンクール課題曲・各種講習会」 「新作を発表する参加型ワークショップ」等、新しい合唱文化を大阪から 発信し、リードしていこうという意図を詰め込みました。 個性ある合唱団の歌声はそれぞれに魅力的で、学ぼうという姿勢には合唱 の未来の可能性を感じました。団を超え、作曲家や指導者をも交えた交流 会は、様々な世界や価値観との出会いを演出してくれました。昨今、合唱 そのものの閉塞感が心配されるなかで、旧来の考え方・スキルや、競い合 いに終始することなく、「合唱」の社会的・文化的存在としての価値を見 直していくことが、「私の世代」に課せられたミッションであると、改めて 確信しました。 今回は、初回の段取り不足により、多くの皆様にご迷惑をおかけしたにも 関わらず、たくさんの笑顔で励ましていただき、本当に感謝の二日間でし た。気概をもって、さっそく「コーラスめっせ2011」(4/16・17いずみホ ールを中心に)の開催を打ち上げました!「大阪から始めまっせ」という ことで、是非今後にご期待ください! 2010年『ハーモニー 夏号』より
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